新春巻頭作品20首
柊の角 　　　馬場あき子
月の雫 　　　伊藤一彦

新春巻頭言
歌の根幹にあるもの 　　　栗木京子

特別企画　上句と下句の関係―上句派？ 下句派？
行きて帰る心　総論 　　　　　　　　　　　桑原正紀
修練の賜物　上の句が魅力的な歌 　　　　　秋山佐和子
細い糸で繋がって　下の句が魅力的な歌 　　松本典子
どちらも派 　　　　　　　　　　　　　　　川野芽生
ひっくり返し派 　　　　　　　　　　　　　黒瀬珂瀾
あれかこれかの弁 　　　　　　　　　　　　三枝浩樹
どちらでもなく 　　　　　　　　　　　　　島田修三
上下の往き来 　　　　　　　　　　　　　　花山多佳子
言葉と言葉の関係性による 　　　　　　　　彦坂美喜子
調整役安定化装置としての下句 　　　　　　本多　稜
調整しやすい下句 　　　　　　　　　　　　横山未来子

特別作品50首
ノン、ノン、ノン 水原紫苑

特集　新春鼎談　詩歌の戦後七十五年
川野里子・筑紫磐井・野村喜和夫

新春企画　こんな一年に
冬がこぼれる　　　　　　　　　　　小山美由紀
けやぐ　　　　　　　　　　　　　　佐藤羽美
路地　　　　　　　　　　　　　　　沢口芙美
採血　　　　　　　　　　　　　　　志垣澄幸
コロナウイルスまたは雪女　　　　　土屋千鶴子
まだねむい　　　　　　　　　　　　西之原一貴
訪中（一九七〇年、二〇一〇年）　　野上　卓
針　　　　　　　　　　　　　　　　橋場悦子
コロナ禍の世　　　　　　　　　　　藤岡武雄
笹船みたいに　　　　　　　　　　　古谷智子
借り人競争　　　　　　　　　　　　本田一弘
若きは若き　　　　　　　　　　　　矢澤靖江

シリーズ
平成に逝きし歌びとたち⑬前 登志夫 　　　日高堯子

好評連載
私の本棚、私の一冊25　  　　　吉川宏志
全国新聞歌壇ウォッチング4 　　小池　光
画架に短筒13 　　　　　　　　 塚本靑史
熟年歌人の歌195　　　　　　　岡本育与

時評　　 　　平岡直子
作品評 　　　佐山加寿子